年末年始の帰省に。
こんにちは。日常キロク製作所です。
不動産視点×キロクで「家の引継ぎに備える」文化づくりを目指して
日々、活動しています。
こちらのコラムでは、事業を通して日々感じていること、
過去の経験談を通してのアレコレを発信していきたいと思います。
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今年も残すところあと、1週間。
今回の年末年始は、暦通りでもお休みがとりやすく
「実家でゆっくり過ごす」という方も多いのではないでしょうか。
あたたかいコタツの中、お茶を飲みながら、少しだけ
「我が家の未来」に想いを馳せてみませんか…?
たとえば、今、こうやって家族が集まりにぎわう、見慣れたこの居間。
10年後、20年後、そして30年後、人の声がするでしょうか。
「暮らし」が続いているでしょうか。
「誰も住んでいないかもしれない…」そんな想いがよぎる方もいるかもしれません。
そこが、我が家の未来を守る「出発点」です。
当然ですが、自分も、親も、そして家も、歳をとります。
できるだけ考えたくないこと、できれば、先延ばしにしたい会話です。
だけど
先延ばしにした先に待っているのは、どんなことでしょうか。
いずれ迎えてしまう相続。
その時になって、親がどうしたかったかもわからない。
あんなに仲が良かったのに、兄弟姉妹間で、意見が割れてしまう。
家の管理やメンテナンスは、だれがいつやるのか…
人が住まなくなった家は、急速に劣化が進みます。
お金も時間もかかります。精神的負担もあります。
誰もいない実家に帰ることも悲しくなって、だんだん足が遠のく。
一方で思い出が詰まっている我が家を、すぐに解体する踏ん切りもつかない。
そして、
空き家のまま、放置されてしまう。
今はこんなにも賑やかで愛しい、その姿が「当たり前」となっている我が家が、
この先、そんな悲しい未来に行きついてしまうかもしれない。
そうならないために、「出発点」にたったあなたは、家族と一緒に、「これからの我が家」を話をしてみませんか?
できれば、みんなが避けたい話題です。だからこそ、ギスギスせず、話し出すきっかけが必要です。
ポイントは、「家族共通の懐かしさ」で、会話の土台をつくること。
是非、古いアルバムを引っ張り出して、思い出話をしながら。
「実家のこれから」を話してみてください。
この年末年始の帰省で、家族で話すひとときが、
大切なご実家の思い出と共に、家の未来も、守ってくれます。
→帰省前に、過去のコラム「最後のとき」も、ぜひご覧ください。